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2009年4月5日 日常
こんにちは。
学校が始まらないとどうも生活に張りがないです。
始まったら始まったでまたきつくなるのでしょうがw

さて、今日は久しぶりの読書記。
「サルになれなかった僕たち なぜ外資系金融機関は高給取りなのか」です。

内容をざっと説明しますと、この本は二名の著者がMBA取得後に米国大手投資銀行に就職し、そこを辞めるまでのいきさつを語るというものです。
MBAを取ろうとする学生の目的は何か。
著者らに言わせると、まずまちがいなく金。それも大金です。
より収入が期待できる企業に就職し、若いうちにビッグマネーをつかみたい。
ビジネススクールの学生は十中八九そう思っており、それは著者らも例外ではありませんでした。
そんな彼らが就職活動を終え、希望どおり大手投資銀行に就職できたとき、それはもうこの世の王にでもなったような気分だったでしょう。
しかし、そんな理想郷だと思っていた投資銀行の世界が実はゴミの山で、彼らは自分たちがそこに埋まってしまっているということに気付き、転職してしまうのです。

非常に内容の濃い本で、中には投資の専門用語などもちらほら出てきます。
もちろん解説はありますが、気楽に読める内容ではないかもしれないです。
また、ところどころに上品でない表現があるので、そういったものを嫌う方にもおすすめできないです。
しかし、私はこの本を多くの人、特に就活生に読んで欲しいです。
企業に実際に就職してからは、それまで自分が思っていた以上のギャップがあると思います。
企業の内部をとことん納得いくまで調べるべきです。
内定取り消しの対策にもなりますしね。

個人的に面白いと思ったのは、著者らの就職活動の様子です。
私自身就職活動を来年に控える身なので、自分ごとのように見入ってしまいましたw

数学科卒業生の就職先には、クオンツなど、この著者らと同じ境遇に立つかもしれない場所もあります。
もしクオンツや投資銀行員を目指している方がいたら、この本を読んで見てください。
年収だけを見てこれらの職を選ぼうとしているのなら、彼らの経験がきっと何かを教えてくれるでしょう。

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